<悟りに近い、悩み多き人>

自己意識が高い人は、悩みが多い分、
Yoga的悟り『モクシャ(悟り・自由)』に至る可能性が高い。
悩む人は、悩みのない人を羨ましいと思う。
いつも能天気で、あっけらかんとして、
内側でぐちぐち言わない。
「悩みなくて、いいよなぁ~」
と思っている。
猫や犬ですら、“悩みが無い”、という点において羨ましいと思う。
しかし、
それぞれにバックグラウンドや、物事に対する思い方、考え方はあるが、
“悩めること”はすごい能力をデフォルトで持っているということなのだ。
ただでさえ、悩みがちな人は、“悩んでいる自分”に、悩んでいたりもする。
ぐちぐちする自分に嫌悪感をもったり、
そんな自分に居心地悪くなっていたりする。
そうして、
“悩んでいること”自体に、悩んでしまう。
だから、まずはここで視点を変えよう。
“自分は悩む能力が、高い人間なんだから仕方ないよなっ!”
そういって、自信を持とう。
“自分は、Yogaの道を歩いて、悟りを目指す資格が自分は十分にある奴なんだ”
と。
そう堂々と言っていい。その能力の高さは、Yogaの経典のお墨付きだ。
そして、初めのステップとして、“悩む自分に、悩むこと” からの自由を手にいれよう。
“無知ゆえの、無垢ゆえの「幸せ」”
とはよく言われる。
何も知らないから、味わうことのできる幸せ。
まるで無垢な赤ちゃんのように、何も知らない動物のように。
でもそれでは、人間的な成熟は望めない。
“何が問題を知り、悩みの本質は何か?
そこまで突き詰めて、徹底的に考えて、
意志と努力と能力によって問題を越える。
人間的に成長することで獲得できる、揺らぐことのない「幸せ」”
Yogaはそれを目指している。
悩める人には、
自分の心に巣食う問題と向き合う覚悟と、
探求していく意志と自由、
適切な教えに出会うチャンスさえあれば、
Yogaの究極のゴール『モクシャ(悟り・自由)』に至る道が開かれている。
動物は自然界の法、世界を維持している理の外に飛び出す能力がない。
経典の言葉でこの「法」を、『ダルマधर्म(秩序、法)』というが、
動物は、『ダルマधर्म(秩序、法)』に則ったプログラムを生きている。
例えば、
犬の人生(犬生?)は、自分で積極的に働きかけをする生き方よりも、敷かれたプログラムを消化していく生き方だ。
動物は、どんなに気の向くまま、思いのまま自由にふるまっているように見えても、
自分の意志で何かを決定することがない。
望み、決断し、行いをする、
ことができない。
だから、私たちが見る夢のように、のほほ~んと生きる事を、体験している。
そうして今まで積んだ『カルマकर्म(行い)』の結果を消化しているのだという。
自分で何も決断しないのだから、悩むことがない。
「あれをすればよかった、
こんなこと、しなければよかった。」
自分を責めたり、他人を責める事もない。
そして、自分のことに関しては、
“自分がいる”
ということはわかるが、
“その「いる、在る」自分とは何か?”
を考える高い知性がない。
他人(他犬?)に関しては、
犬は、種族の保存のため、猫や鳥や他の動物との区別はできる。
が、
他の犬の目に映っている自分を意識できる“自意識”は持っていない。
だから、
鏡を見てめかしこんだり、
流行の服を着たり、
愛される吠え方を研究したり、
品のいい歩き方を練習したりはしない。
他の犬と比較して、
優越感に浸ったり、
落ち込んだり、
尊大になったりもしない。
でも、人間はこういったことを、皆がしている。
高い自己意識を備えているゆえに、
自由意志があるゆえに。
そして悩む。
また、人間は動物と違って、
100%自然の法に従ってプログラムを消化して生きているのではない。
“自由意志”をもって、自分で考え、決断し、新しい『カルマकर्म(行い)』とその結果をつくる。
そうやって世界のダイナミズムに参加しているのだ。
人間は世界に対して、消費者であるよりも、貢献者なのだ。
しかも、そこから自由になることも許されている。
このポイントから人間をみれば、人は
“悟り=自由を目指すために生きている”
ともいえる。
Yogaの道の先にある、目指すべきゴールは、
何にも囚われない自由『モクシャ(悟り・自由)』に至る事。
この自由を生きるために、
人間は特別デザインされている。
この肉体も、
考えも、
感情も、
世界と自分に対する思い方も、
様々な考えを持つことができるのも、
問題に向き合い、解決しようと努力できることも
すべての生き物が憧れ、いつか目指そうとする“自由”を手にいれるための特注フォームなのだ、
と、経典はいう。
人間だけが、
もしくは、
人間と同じような繊細な自意識と自由意志を備えている生物ならば、
どの世界にいようと、どの星に生きようと
同じ様に
“自由になる資格“がある。
そして“悩み多き人”は、
とりわけその可能性が高いのである。
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